- 黒豆 1kg
- 豚のスペアリブ 400g
- カラブレーザ・デフマーダ(燻製したソーセージの種類) 2本
- パイオ(ソーセージの種類) 2本
- ベーコン 300g
- 玉ねぎ 1個
- ニンニク 4片
- ローリエ 3枚
- サラダ油 適量
- 水 適量
- 塩・コショウ 適量/li>
- ★付き合わせ★
- オレンジ 4個
- キャッサバ粉 適量
フェイジョアーダとはブラジルの代表的な料理で、黒豆とお肉の煮込み料理でブラジル国民にもっとも親しまれている料理のひとつです。牛肉のほか、足、耳やしっぽなどの豚肉の部位を一緒に煮込む方法が伝統的な作り方であり、フェイジョアーダ・コンプレッタ(完璧なフェイジョアーダ)と呼ばれています。現在の形のフェイジョアーダは19世紀にリオ・デ・ジャネイロで生まれたとされていますが、一般的に知られている説では、奴隷として連れていかれた黒人が考案し、上質な肉以外の残り部分であった足、耳、しっぽなどの部位を煮込み料理に使われたと言われています。
ただし、この説には異論もあり、ポルトガルやフランスなどのヨーロッパの煮込み料理がヒントになってできたとも言われており、又、豚の足などはとても貴重な食材であったことも指摘されています。
どちらにしても、黒豆と様々な部位のお肉の組み合わせはブラジル独自の調理方法であることには間違いなく、ブラジル国民に愛され、食堂から高級レストランまで提供されています。
少し手間のかかる料理なので、家庭で作った場合は家族や友人が集まった週末に作ることが多いです。レストランでは日替わりでフェイジョアーダを提供するところでは、一般的にリオは土曜日か金曜日、そしてサンパウロは土曜日か水曜日がフェイジョアーダの日になっていますが、人気のため毎日提供する所もあります。その一方、南部の寒い地方であるリオ・グランデ・ド・スール州では冬にしか食べない所もあります。
最近ではライト(脂少なめ)、シーフードや完全に肉なしのベジタリアン・フェイジョアーダもあり、また、本場ブラジルでは、肉を黒豆と一緒に煮込まず、別々に調理し、お好みの肉だけをトッピングの形で盛り付けるフェイジョアーダもあります。今回のレシピでは、手軽にフェイジョアーダが楽しめる、数種類の肉だけで作れるシンプルなフェイジョアーダをご紹介します。定番の付き合わせと一緒に召し上がると、さらにおいしくなります。
作り方
①黒豆をよく洗い、一晩水につけておく。
②スペアリブとベーコンはぶつ切りにする。パイオは1.5cmの厚さの輪切りにし、カラブレーザ・デフマーダは1.5cmの厚さの斜め切りにする。
③玉ねぎとニンニクをみじん切りにする。
④大きな鍋に①を入れ、ローリエを加えて中火にする(必要であれば水を加える)。沸騰したら、弱火にする。
⑤30分たったら、スペアリブを入れ、また30分後にベーコン、カラブレーザ・デフマーダとパイオを入れる。
⑥フライパンにサラダ油を熱して、玉ねぎとニンニクを炒めてから鍋に入れ、塩・コショウで味を調えます。
⑦ときどきアクを取り、必要であればお湯を足す。
⑧鍋を火にかけてから約2時間がたったら、肉や豆の硬さを確認し、火を止める。
⑨付き合わせにご飯、ケールの炒め物、輪切りにしたオレンジ、キャッサバ粉などを用意する。
質問です。
①黒豆を浸した水は使わないで、水を切ってあたらしい水でボイルするのでしょうか?
②黒豆を煮るときは、煮立ったらお湯を替えるとかしないでそのまま煮込んでいいのですか?
①黒豆を浸した水は使用しないで、新しい水でボイルしてください。
②黒豆を煮る際は煮立ったお湯を替える必要はありません。そのまま煮込んでOKです。
貴重なフェイジョアーダのレシピをありがとうございます。1年ぐらい前からブラジル料理に興味を持ち、Covid-19のロックダウン時にフェイジョンに挑戦し、自分なりに満足の出来となりました。フェイジョアーダにも挑戦しようと、フェイジョアーダ用のソーセージなどのセットを購入し、bem-vindoさまのレシピを参考にさせていただこうと思っています。質問は、レシピの⑥はどのタイミングで鍋に入れるのか、ということです。よろしくお願いします。