夏休み明け、新学期 (Volta às aulas)
登録日:2012年2月4日ブラジルの学校は公立(国立、州立、市立)と私立学校があります。保育園、幼稚園、小学校・中学校、高等学校、大学・大学院があります。ちなみに、公立の教育機関はすべて無料で、バックパックから教科書などが配られます。
共働きが多い中、子供は生後4・5ヶ月から保育園に預けられることが多いですが、ブラジルの義務教育はEnsino Fundamental(エンシーノ・フンダメンターウ)と言って、1年生から9年生までとなってます(6歳から14歳まで)。日本の日本の小中学校に相当します。高等学校は15歳から17歳までの3年間です。
学校の授業も朝・昼・晩と分かれていて、朝は7時から12時、昼は13時から17時、夜が19時から23時となっております。夜学は主に高等学校や大学で、日中働いている人が多いです。ご両親が共働きの子は、一日中学校で過ごします(朝7時から夕方6時まで)。午後からは英語・水泳などの課外授業に出る子もいます。高等学校からは働きながら通う人も多く、大学は就職して自分の力で勉強するという形が一般的になってます。
学校は2学期制で、1学期が2月から6月、2学期が8月から11月までとなっております。冬休みは7月の1ヶ月ですが、夏休みは長く12月から1月末までなので、家族で海外旅行または語学研修に行く生徒が多いようです。ちなみに、大学の夏休みは3月までと長期なので、日本のスキー場へアルバイトで行く学生が目立ちます。
クリスマス、お正月のセールが過ぎたら、今度は文房具専門店の新学期を迎える子供のための文房具類でいっぱいになります。新学期に必要なノーとなどの文具類は学校からの通知に細かく指定されているので、その通知を握り締めた親子の姿があちこちの本屋さんや文房具屋さんで目立ちます。”Volta às aulas”と特別にコーナーが設けられていますが、よく値段を調べてから購入しないと、例えば同じノートでも差額が200%だったりします(怖いですよ~)。
それと同時に、テレビでは新学期を迎える子供の心理の特集が多く、どのように対応したらよいかというテーマが多くなります。学校嫌いな子供が多いのか、親から離れる不安なのか、学校心理士がよくテレビに出てます。そこまでやる?って思うけど、ブラジル人は親子で必死ですね~。
学校初日は大泣きしている子もいるし、ニコニコ笑顔の子もいます。先生方は「あなたにまた会えて嬉しい!これから1年がんばろうね!」というメッセージカードと飴やスナックを付けて子供に配ってます。
2月はカーニバルもあり、サマータイムが終了する時期でもあるので、本格的に勉強が始まるのは3月っていう雰囲気です。子供が学校に慣れるにはちょうどいいかもしれませんね。
なるほど!わかりました
2019年1月2日
ゲスト -




