街で見つけた小さなブラジル ~ブラジルの食文化~ 1/2
登録日:2014年6月10日私たちの班はブラジルの食文化にスポットライトを当ててみた。料理とは私たちの日常生活において必要不可欠なものである。今回私たちはブラジル料理の特徴、ルーツを調べ、実際に自分たちで味を確かめた。
~食文化の特徴~
まずブラジル料理の特徴について述べる。日本において関東と関西(例えば、だしの濃さ)で違いがあるようにブラジル料理には地域ごとによって特徴が異なる。その地域区分を一般的に、ブラジル五大料理区分と呼んでいる。北部、北東部、中西部、南東部、そして南部である。ここからそれぞれ5地域の特徴を示して行きたいと思う。
最初に、ブラジルの北部地域である。この地域にはアマゾン川が流れ、アマゾンの熱帯雨林が広がっている。キャッサバやヤム芋などの根菜、アマゾン川で捕れる魚、熱帯雨林になっている果物を主な材料としている。この地域にはもともとインディオが生活しており、彼らと移住してきたポルトガル人との混血民族が暮らしている。その為、インディオの影響が色濃く残っている。
二番目は、北東部である。この地域は放牧を行っている内陸部から、海岸沿いの豊穣な平地まで存在する。サトウキビやカカオなどが代表的な農作物である。北東部の代表的な州であるバイーヤ州はプランテーションによって奴隷として連れてこられたアフリカ系移民の影響を受けている。
三番目は、中西部である。この地域の中央部は乾燥したサバンナ、北部は森に囲まれた地域である。ブラジル国内において狩りと釣りの名所であるパンタナルもこの地域に含まれる。広大な放牧地が多数存在しているためそれらから供給される豚肉や牛肉が主な食材とされている。
四番目は、南東部である。この地域にはブラジルを代表する大都市サンパウロや世界遺産にも登録されているリオデジャネイロが含まれている。ブラジルの工業や産業の中心であり、ブラジル料理といわれるものの多くはこの地域が発祥であるとも言われている。サンパウロではヨーロッパ系移民が多く、イタリア、ポルトガル、そしてスペインから多く移住している。また日本からの移民も多い。その為サンパウロなどにおいては多国の食文化を楽しむことができる。
最後に南部である。この地域で生まれたとされているのがブラジルの代表的な肉料理であるシュラスコである。ガウーショと呼ばれるスペイン系移民とブラジルの先住民との混血民族が日干しや塩漬けにした肉を焼いて食べていたことが由来だといわれている。またこの地域はブラジル国内で唯一ワインを製造している地域である。国土の殆どで気温が高く湿度も高いためブドウの栽培に適さないがこの南部地域には多くのブドウ畑が存在する。
街で見つけた小さなブラジル ~ブラジルの食文化~ 2/2
藤井ゼミD班 三年 鶴巻、小橋、大木 二年 世安、関、山本 |
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